これまでの「日経平均株価 週間予想」から趣を変えてみす。
先週はロシアのウクライナ侵攻が現実のものとなり、日経平均は木曜日に26000円を下回り、同日夜の先物は更に下がって25500円強ぐらいの位置まで下がっています。木曜のダウは-800㌦から始まると、米欧の制裁が限定的なものだと伝わり、終値ではプラスに浮上、金のダウは逆に+800㌦の上昇で、この二日間の値幅は 1600㌦に達しています。金曜夜のダウ上昇に連れられ日経先物も27000円直前まで上昇して土日を迎え、土日のウクライナ動向を見守る形に。
土日で、米欧からロシアをSWIFTから外す決定がなされ制裁が強化されることになり、今後も予断を許さないような状況です。
D/Z社の今週の予想幅は25500~27500と2000円、S/M/Y社は25800~27000と1200円幅です。前者はどうなるかわかりませんという予想?で後者は先週終値を中心としたもみ合いという予想と感じました。両者共にウクライナ情勢次第という解説は同じ。
日経平均下落要素は:
・SWIFTからロシア除外
ロシアのみならず、ロシアと輸出・輸入のある国の経済もダメージ
・侵攻継続・拡大>戦線拡大>米欧vsロシア直接交戦
最悪のシナリオで、どこかで妥結点を見つける方向に動くと願いたい
日経平均上昇要素は:
インフレ中ながら先行き懸念からの設備投資抑制を最低限に抑えるため
2月28日 寄り付き前時点で 27000円直前だった日経平均CFDが26400円まで落ちており、今週の寄付きは、先週終値付近の見込み。 思いの外、停戦交渉までに時間がかかっていること、米欧の制裁強化が為されたことで週前半は下落。状況への慣れ、停戦交渉の現実的見通しが立つことで後半盛り返すような動きを想定します。