2022年1月4日大発会で510円上昇、翌5日は横ばい、そして今日6日は840円の下落で、初日の上昇を完全に食いつぶして下落に転じました。米国5日に利上げが年3回から4回になる可能性が示唆yされたためとされます。
金利が上がると借金がしづらくなり、設備投資が減ったり(設備メーカー受注減)、住宅購入が減ったり、変動金利でお金を借りている人が借金を返せなくなったりといろいろと景気が盛り上がらない方向に動くため、株価はそれを先取りするとされます。
それ以上に、金利が低ければお金を借りて株式を含む金融商品に投資する人の旨味がなくなるので投資を止める可能性があります。
例えば1000万円を借りて、金利が0.5%/年だと利子が50万万円なので1005万円の返済が必要です。借りた1000万円で配当(場合によっては株主優待も含め)利回り2%の株式を持てば1020万円の資産となり、年間で差し引き15万円の利益が稼げます。元本が1億円なら150万円、10億円なら1500万円、100億円なら1500万円の利益になります。資金がある人・会社はリスク少なくお金を稼げる原理です。金融商品は価値が上がったり、下がったりというリスクもありますが、上がる場合は更なるゲインも望めるという点で株価が上昇する局面ではより優位になります。
そんなこんなで、来年4回利上げがあるとすると過去実績だと0.25%/回の利上げが有力なので2022年は1%の利上げが想定されます。住宅ローンなどを組んでいる方だと変動金利制のローン金利が上がらると厳しいこと身に染みて判ると思います 。。。
今週のチャート ⇩
赤:日経平均、オレンジ:日経平均先物、青:ダウ、水色ダウ先物
明日、1月7日は自律反発期待という一方で、下がる方向という予想が多いように思います。コロナ・オミクロン株急拡大・第6波、緊急事態宣言再開というインパクトの強い暗めの話題がトヨタやソニーの業績改善向上という明るめの話題を凌駕しそうな雰囲気を感じます。とはいえ緊急事態宣言ももう慣れっこな面も否めないので、28000円前後まで一度下げて、そこから再上昇というシナリオが1月~2月半ば頃までの流れなのではないでしょうか 。。。